出力ファイル仕様
このペ―ジについて
このページでは、各ページにある「プレインテキスト」「アクセス制御用ひな型」からダウンロードできるデータファイルの形式を定義します。
総則
それぞれのデータ形式で上書き規定されない限り、次の情報が全ての形式で適用されます。
- 文字コードはUTF-8です。いわゆるBOM (Byte Order Mark)はありません。
- 改行コードはCR+LFまたはLFのいずれかです。
- それぞれのレコードは改行で区切られ、1レコード1行で記載されます。
アクセス制御(アクセス許可・拒否)が明確にあらかじめ出力されている形式の場合、次の内容が適用されます。
- 出力している国・地域が「日本」である場合、デフォルトで「許可」設定が出力されます。
- 出力している国・地域が「日本」以外の場合、デフォルトで「拒否」設定で出力されます。
-
URLに「
?control=allow
」を付与すると、「許可」設定に変更できます。 -
URLに「
?control=deny
」を付与すると、「拒否」設定に変更できます。
プレインテキスト
-
「
#
」で始まる行は全てコメントです。
内容については規定されず、人間が読むことを前提にしています。
機械処理時にはこの行を単純に無視します。
コメントが行の途中から始まることはありません。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
任意の場所に空行が挟まります。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 - データレコードはCIDRがそのまま配置されます。
Apache (.htaccess)
- Apache 2.2 形式のデータが出力されます。
-
「
#
」で始まる行は全てコメントです。
内容については規定されず、人間が読むことを前提にしています。
機械処理時にはこの行を単純に無視します。
コメントが行の途中から始まることはありません。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
任意の場所に空行が挟まります。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。
Apache (.htaccess), packed
- Apache 2.2 形式のデータが出力されます。
- 複数のCIDRを1行にまとめて出力します。
-
「
#
」で始まる行は全てコメントです。
内容については規定されず、人間が読むことを前提にしています。
機械処理時にはこの行を単純に無視します。
コメントが行の途中から始まることはありません。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
任意の場所に空行が挟まります。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。
Apache 2.4
- Apache 2.4 形式のデータが出力されます。
-
「
#
」で始まる行は全てコメントです。
内容については規定されず、人間が読むことを前提にしています。
機械処理時にはこの行を単純に無視します。
コメントが行の途中から始まることはありません。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
任意の場所に空行が挟まります。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。
CSV
-
CSV (RFC 4180) 形式のデータが出力されます。
正しく取り扱うには、RFC 4180に準拠したパーサーが必要です。- 改行コードはCR+LFです。
- 各カラムの値はダブルクォートで括られるかもしれないし、括られないかもしれません。
-
カラムにダブルクォートを含むかもしれません。
含む場合は、RFC 4180に示される通り、例えば「A"B
」という値は「"A""B"
」と出力されます。 - カラムに改行を含むかもしれません。
- BOMの出力はありませんので、Microsoft Excelではコメント部の日本語が文字化けする可能性があります。
-
「
#
」で始まる行は全てコメントです。
内容については規定されず、人間が読むことを前提にしています。
機械処理時にはこの行を単純に無視します。
コメントが行の途中から始まることはありません。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
任意の場所に空行が挟まります。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
カラムは次の順で出力されます。
- CIDR
- 開始アドレス
- 終了アドレス
- プレフィックス
- サブネットマスク
- アドレス数
ちょうど6カラムであることを期待してはいけません。
ipset (firewalld)
-
Firewalldの設定ファイルとして利用できるXML形式を出力します。
/etc/firewalld/ipsets/
に設置して利用します。
ipset
コマンドまたはfirewall-cmd
コマンドからの利用はできません。 - XML整形式として妥当なデータが出力されます。
-
「
<!--
」と「-->
」の間はコメントです。
行ベースのプロセッサ(例えばgrep
)で簡単に除去できるよう、コメントの中身は「#
」で始まるようになっています。
IIS/Azure (ipSecurity)
- IISの設定ファイルの一部として利用できるXMLを出力します。
- XML整形式として妥当なデータが出力されます。
-
ルート要素は
<ipSecurity>
になっています。
実際の利用にはXMLプロセッサでの加工が必要です。 -
「
<!--
」と「-->
」の間はコメントです。
行ベースのプロセッサ(例えばgrep
)で簡単に除去できるよう、コメントの中身は「#
」で始まるようになっています。
iptables
-
iptables-restore
等で利用する形式のデータが出力されます。
/etc/sysconfig/iptables
等のiptables
用設定ファイルを編集して利用することになるでしょう。 -
「
#
」で始まる行は全てコメントです。
内容については規定されず、人間が読むことを前提にしています。
機械処理時にはこの行を単純に無視します。
コメントが行の途中から始まることはありません。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
任意の場所に空行が挟まります。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
アクセス制御の変更はできません。
出力は常に-A RULE1 -s 198.51.100.0/24 -j RULE2
形式となります。sed
等を利用して目的の動作となるように置換してください。
ipv4bycc compat.
- 「世界の国別 IPv4 アドレス割り当てリスト」と互換性のある形式を出力します。
- しかし、出力は国・地域ごとに分けられ、また、コメント行(下記参照)を含みます。
-
「
#
」で始まる行は全てコメントです。
内容については規定されず、人間が読むことを前提にしています。
機械処理時にはこの行を単純に無視します。
コメントが行の途中から始まることはありません。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
任意の場所に空行が挟まります。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。
Nginx
-
Nginxのアクセス制御構文を出力します。
server
やlocation
の設定として組み込むことになるでしょう。 -
「
#
」で始まる行は全てコメントです。
内容については規定されず、人間が読むことを前提にしています。
機械処理時にはこの行を単純に無視します。
コメントが行の途中から始まることはありません。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
任意の場所に空行が挟まります。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。
Nginx (Geo)
- Nginxのnginx_http_geo_moduleで利用できる形式で出力します。
-
変数名は「
$ipv4_jp
」のように「$ipv4_
+CC」です。
krfilter/eufilterでは「$ipv4_krfilter_1
」のようになります。 -
「
#
」で始まる行は全てコメントです。
内容については規定されず、人間が読むことを前提にしています。
機械処理時にはこの行を単純に無視します。
コメントが行の途中から始まることはありません。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
任意の場所に空行が挟まります。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。
Postfix
-
Postfixの
check_client_access
などで利用できる形式を出力します。
「smtpd_client_restrictions = check_client_access cidr:/etc/postfix/kr.cidr
」のように指定することになるでしょう。 -
「
#
」で始まる行は全てコメントです。
内容については規定されず、人間が読むことを前提にしています。
機械処理時にはこの行を単純に無視します。
コメントが行の途中から始まることはありません。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。 -
任意の場所に空行が挟まります。
データレコード同士の間にも挟まる可能性があります。